白斑の原因
今のところ、原因はまだはっきりと分かっておりません。大きく2つの説が考えられています。
自己免疫説
過度のストレスなどによる自己免疫疾患の一種といわれています。分かりやすくいえば、自分の体の中の、本来なら細菌などから体を守る白血球などが自分の体の細胞を攻撃してしまうようなケースです。つまり、白斑の場合にはメラニン色素を形成する細胞を自分で壊してしまったり、機能が低下したりして、皮膚の色がない状態、白くなってしまうのです。
神経説
自律神経の異常によるという説があります。最近の医学で、皮フの神経終末とメラニン色素をつくるメラノサイトがつながっていることが明らかにされました。さらに、培養色素細胞において神経蛋白であるカルチトニン遺伝子関連蛋白などが培養細胞を刺激して、神経系が正常メラノサイトや分節型白斑のメラノサイトに影響を及ぼしていることが明らかになってきました。

神経分節型白斑では、神経蛋白の分泌低下が起こっているか、あるいは神経蛋白に対するメラノサイトの感受性の低下が原因と考えられます。

皮フへの刺激から発症
発症のきっかけは怪我ややけど、日焼けなど、皮フに何らかの刺激が加わることによって起こるのではないかといわれています。伝染したり、遺伝したりすることはないと思われていますが、正確なことはまだ分かっていません。
また、色素脱失の原因には子どもの顔によく見られる“はたけ”、高血圧の薬による“白斑黒皮症”、先天性の“限局性白皮症”や“脱色性母斑”なども考えられます。ですから、専門医の診断を受けることが大切です。
発症の時期は、子どもから大人までさまざま
発症の時期は、幼少期の発症から大人になってからの発症までさまざまです。ただし、老年期になってから白斑が生じるのは、老化現象による場合があり、これを老人性白斑といって、尋常性白斑とは区別しています。
いったん発症した白斑が広がる原因としては、お茶やコーヒーを飲みすぎたり、洗剤が残っている肌着や衣服を身に着けたり、体を洗いすぎることなどが影響すると考えられています。
ただし、患者さんによって個人差があり、一概にはいえないでしょう。


